2013年1月19日土曜日

王道ファンタジーの花形


昔々、立派な王さまが治める国がありました。
王さまにはたいそう美しいお姫様がおりました。
そのお姫さまは心もとても優しい方でしたので
王さまはお姫さまをたいそう可愛がりました。
国中の人々も美しいお姫さまが自慢でした。

ある日のことお姫さまのうわさを聞いた悪い竜が国へやってきました。
この竜は美しいものに目がなかったのでたちまちお姫さまを気に入りました。

竜はお姫さまに自分の妻になるように言いましたが、お姫さまはもちろん断りました。

すると怒った竜は無理やりお姫さまをさらっていってしまいました。


王さまは大臣と相談しておふれを出しました。

―竜を退治した者には褒美として国と姫を与える―

かくて国中の若者たちが竜退治に名乗りをあげたのでした。

どうも、コテコテ大好き ゆきつぐ です。


RPGもいろいろあると思うのですが、
やはり王道は「中世洋風ソード&マジック」

ワクワクしますね。

冒頭の物語の続きですが、
若者の中でもとりわけ冴えない奴が
数々の試練(魔法つかいの無理難題を解決し、伝説の武器の在処を聞き出し、助けた妖精の導きで隠れ里へと…略)
を乗り越えてドラゴンを倒し姫を助けた後に結ばれて国を治め、末永く幸せに暮らすことになります。

この手のは大体みんなこんな話です。

導入も
過程も
終りも

全て「知っている」訳ですが構いません。

分かっていても面白いモノは面白いんです。

だからといって奇抜な話が嫌いだと言うわけではないのです。

ただ、筋が分かっているからこそ物語に没頭できるということはありますよね?

ありますよね・・・?

1 件のコメント:

  1. 全てが分かっていて尚その過程を楽しめるようになってくると伝統芸能の領域ですね……伝統には勝てません。

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