2012 戦闘曲ベスト10 GOICHI編

激しい戦い、苦しい戦い、悲しい戦い……。
ゲーム音楽好きなら「戦闘曲」には人それぞれコダワリがあると思います。
去年の中頃、メンバーの中で「2012年まで生きてきた中での戦闘曲ベストを出し合ってみよう」という話になり、僕もやってみました。
たぶん、今年も半分くらいまで行ったら変わっているんでしょうけど、せっかくなのでここに披露してみるとしましょう。



10位　テイルズ・オブ・ファンタジア　「Fighiting of the spirit」
作曲というものをやるようになったころ、ちょうどこいつをプレイしていたせいで、「『かっこいい曲』はぜんぶこういうコード進行の曲なのだ」、というヘンな固定観念がしみついてしまいました。そして、その考えが僕を以降数年にわたって苦しめることになるのでした。

9位　ヴァルキリー・プロファイル　「未確認神闘シンドローム」

突き抜ける疾走感！！北欧神話がモチーフなのに、どうしたわけか、ちょっと歌謡曲のかほりを感じないでもない。残念ながら、ゲームじたいは「ダメージのケタがちがうゲーム」というぼんやりした印象しかないのであった……（ぼんやりしすぎ）。

8位　ドラゴンクエスト4　「生か死か」

おにこんぼうと闘っているシーンが目に浮かぶ。当時は「かっこいい曲だなー」というだけの印象だったのですけど、「変拍子」という概念を知ってから聞いたら、すぎやまこういちさんの凄さにひれ伏しました。



7位　ワイルドアームズ 2nd Ignition　「バトル VS ロードブレイザー」

このゲームは最初から最後まで「ウヒョー！たまんねえ展開だなあ！」というやつの連続だったんですけど、最後の最後にテーマソングをアレンジしたラスボス曲が待ってました。ラスボスとの一対一。その背後で流れるのは、「どんなときでも、あなたはひとりじゃない！」

6位　ファイナルファンタジー6　「死闘」

ファイナルファンタジー6のバトルミュージックはぜんぶかっこよかったですけど、こいつだけは「空気感」が違うような気がしたのです。

5位　モンスターメーカー3 光の魔術師　「戦闘」

いろいろな楽器が入れ替わり立ち替わり現れるのですけど、どれもちゃんと楽器の特徴が出ていて、当時「生演奏で聞いてみたい！」と、猛烈に思ったものです。あ、ゲーム自体はものすごくモッサリしていて、テンポが悪かったです。ディアーネへの愛だけで乗り切った。

4位　エースコンバット4 シャッタード・スカイ 「メガリス」

シューティングゲームからも。これを聞いて戦争の虚しさと悲しみにうちふるえながら、「ああ、これは主人公が戦闘機のカッコをしたRPGなんだ」と思いました。

3位　レイストーム　「Intorerance」

あっ、またシューティングだ。当時はシューティングとか格闘ゲームとかでも、「デモシーン」を挿入することでドラマ性を高めようというようなことが盛んになされていた記憶がありますけど、音楽で語り尽くすことだってできたのです。

2位　アンリミテッド・サガ　「バトル1」

血なまぐさいはずのバトルが、こんなオシャレにもなるなんて……！と、衝撃を受けました。この曲と出会うために500円を払ったのだとすれば、安すぎるくらいのもんである。何が言いたいのかというと、説明書が説明を放棄してはいけない。

1位　MOTHER 「BOSS MUSIC」

はじめてプレイしたRPGなので、非常に印象深い……というだけの話かもしれない。しかし、「ノラいぬ」といい、「スターマン」といい、「グリズリー」といい、この曲をバックに戦った敵たちは、みんな僕に大切なもの（それが何なのか、特に答えはない）を教えてくれましたよ。

いかがでしたでしょうか。これ、いつか居酒屋とかで酔っぱらいながら、みんなで出しあいっこしたら楽しいだろうなー、と夢見ていたりします。「戦闘曲を肴に飲む会」とかあったら、呼んでくれればすぐに飛んでいきますので。